平成24年度 静岡県教育長賞(個人の部)

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題「和馬s JOY」
県立浜松北高校2年 松山 和馬

 この度は、名誉ある静岡県教育長賞を受賞することができまして、大変ありがとうございました。今回の作品制作につきましては、書道部顧問の中村照先生の不断のご指導による様々な発想や心豊かな感性の創造を育んで戴いた結果の賜物であったと、深く感謝を申し上げる次第です。この受賞を糧にしまして、今後も深い知識と高い技術の習得を目指して一層精進していく所存でございますので、皆様の御指導をよろしくお願い申し上げます。
平成24年度 静岡県高等学校文化連盟会長賞(個人の部)

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題「臨関戸本古今集 」
県立沼津西高校2年 鈴木百合子

 私はこの度の県高文祭において、高文連会長賞という栄えある賞をいただき大変嬉しく思っております。入学時より仮名の勉強を開始し、その成果を試す節目として精一杯努力を重ねました。この古筆は、微妙な筆のねじれや肥痩、筆圧の変化、美しい行の流れなどが紙面に存分に表れ偉大さをも感じます。何度も添削をいただき少しずつ成長できたように思います。これからも一段一段しっかりと歩んで自分を高めていきたいと思います。

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題「臨張遷碑」
沼津市立沼津高校2年 石原 美里

 私は張遷碑で初めての隷書にチャレンジしました。書き始めたときは線の強弱を表現することはおろか墨のつけ方さえうまくいきませんでした。特に難しかったのは全体のバランスの取り方と文字の波磔です。
 3尺×8尺の大きさの紙は私にとってとても大きく、強すぎるとうるさくなるし、弱いと大人しすぎる印象になるので克服するのが大変でした。
 文字の持つ力強さを保ちながら、筆を滑らさないようにし、かすれを作るのが大変でしたがとても楽しく、私らしい力強い張遷碑が書けたと思います。ありがとうございました。
平成24年度 静岡県高等学校文化連盟書道専門部会長賞(個人の部)

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題「臨祭姪文稿」
浜松学芸高校2年 松野  栞

 中学生の時、競書雑誌に掲載されていた祭姪文稿を見て、いつか自分も書いてみたいと思っていました。作品制作にあたり、一行目は大きく書き、顔真卿の書が持つ重厚さと迫力を求め、二・三行目は中鋒を基調として線質に深さと粘り強さを表現できるように等、多くの課題を持って取り組みました。思うように書けず、悩んだ時もありましたが、指導してくださる先生や家族、友人の支えがあり、渾身の作品に仕上げることができたと思っています。

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題「挑戦」
桐陽高校2年 西山  穏

 本年8月に全国高文祭富山大会に行って来ました。その時は、静岡県のバライティさとレベルの高さを感じました。
 その感動を糧とし、6月から取り組んだ作品が来年度の大会に出品できることを本当に嬉しく思っています。
 今回の作品は、詩を決め、構成も何種類か作り、先生と相談したものを、かなり書き込みました。特に潤渇の差やどのように立体感を出しながら落ち着いたものにするか等の表現が難しかったです。
 その時、そばで優しく丁寧にアドバイスしてくださった先生がいたので、安心感がありゆとりさえあったので書けた作品でした。

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題「逐鹿」
静岡県富士見高校2年 小川 聡一

 作品は甲骨文字を素材にして「逐鹿」と全紙にかきました。甲骨文字は何となく私のイメージと合致し、楽しかったです。筆は羊毛の長鋒、墨は松煙墨の淡墨を使用しました。乾いてみないとわからない淡墨の表現には大変興味を覚え、夢中で何度も書きました。これからは墨色だけでなく筆の使い方や、線の一本一本まで気を配り、もっとよい作品を作ってみたいと思います。
平成24年度 特選(個人の部)

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題「壁」
静清高校2年 杉本  翔

 高校2年になり、人生を決める選択をしなければいけない時期になりました。そのような時、いろいろな壁にぶつかることがあります。大字はその立ちはばかる壁をイメージして大胆に、小字は壁に立ち向かう強い気持ちを表して書いてみました。このふたつのバランスを取るために生じの位置にも工夫して書いたつもりです。うまくいったでしょうか?
 賞をいただき、ありがとうございました。

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題「臨関戸本古今和歌集」
県立榛原高校2年 若松  舞

 私は高校で初めて「仮名」書きと出会いました。最初は、読解すらできませんでしたが、
その歴史や特徴を学ぶなかで、仮名文字の奥深さを知ることができました。今回の作品
は、半年以上かけて完成させたものです。墨の濃淡やかすれを意識し、仮名特有のリズ
ムにも気を配って書き上げました。時代を越えて古今集歌人の心情を少しでも表現するこ
とができたなら、書を勉強する者として幸せです。
平成24年度 静岡県高等学校文化連盟会長賞(団体の部)

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題「」
城南静岡高校書道部員による共同作品

 県高文連会長賞を受賞することができましたこと本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。
 団体枠は毎年、楽しみにしている活動の一つです。今年は10人で取り組みました。百人一首はかるた遊びとして親しまれ多くの人がよく知っています。この大変ポピュラーな歌の魅力に負けない構成、リズムに乗って書けるよう筆脈に練成を重ねました。定家の美意識に少しでも近づけるよう10人が一丸となって励みました。
 この制作をやっていて楽しいことは10人が作品完成に向かって一人一人が必死に努力している姿です。放課後の書道室の魅力です。 これからも、より一層、字の勉強に励みます。ありがとうございました。

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題「」
桐陽高校書道部員による共同作品

 まだ風化させてはいけない東日本大震災。私たち若い世代は、きっと大人になっても色々な面で引き継がなくてはいけないだろう。
 でも、今私たちができることは何だろう。仲間がボランティアに出て行った。そして考えたこと。頑張れの言葉を書で表現しよう。一人ひとりが考えた言葉で、それが今私たちにできることだ。
 今しかできない、記録と記憶、それが今回の作品です。

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題「」
県立沼津西高校書道部員による共同作品

 この度の受賞は、私たち書道部の絆をさらに深める大変よい機会となりました。どのような作品にするか案を出し合い、この度の「書と襲ね色目」というテーマに辿り着きました。四季にちなんだ素材を選び、書風や書体を工夫し、全体の調和をはかるよう意見を出し合いました。この活動が評価されたことは部員一人一人の心に深く刻まれ、これからの活動をよりよいものにしてくれるに違いありません。