平成13年度 団体作品

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題名「臨書から創作へ」(250×165)
県立吉田高等学校書道部員6名による共同作品

楷書(68×35×2)…1年 幡野 智美・行書(35×68×2)…1年 吉田 彩乃
仮名(35×68×2)…2年 鈴木 麻里・草書(68×35×2)…2年 西下 正恵
篆書(68×35×2)…1年 土井 史織・隷書(35×68×2)…1年 山梨  愛

 古典臨書を経て創作書へと学習を進めることは、楽しいことですが難しいことでもあります。そこで、「今一度『書表現』の基本を勉強してみよう。」と話し合い、この作品の構想練りはスタートしました。そして、楷書・行書・草書・隷書・篆書と仮名の6分野を6人で分担し、古典臨書と創作書の両面をそれぞれの分野ごとで味わえる展示仕立てにしました。
臨書の大切さとともに名跡の奥深さ、そして創作の自由に表現する楽しさを、各自存分に味わうことが出来たと思います。一人一人が目一杯がんばって出来上がった作品です。どうぞじっくりご覧ください。

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題名「明清朝文人研究」(200×200)
県立浜松北高等学校書道部員15名による共同作品

1年 鈴木亜希子…白石翁 羅浮仙図(33×24)
1年 橋本 充悠…総合装飾担当
1年 猪ノ口法子…呉昌碩 詩稿(35×135)
1年 松下 貴子…呉昌碩 尺牘(135×35)
1年 渥美 友希…白龍山人 崖上黒猫図(33×24)
1年 宮田 知世…呉譲之 扇面
2年 中村 喜晃…王一亭 観世音菩薩図(135×35)
2年 橋爪 雅生…呉譲之 東方朔画讃
2年 山本 真衣…董其昌 草書巻(35×170)
2年 浅野 悦代…黄庭堅 李太白憶旧遊詩巻(35×68)
2年 大倉 正三…趙之謙印七種(33×24)
2年 新谷 道明…楊硯臨「禮器碑」(35×100)
2年 杉山 裕也…完白山人 正草篆隷墨寶冊(35×135)
2年 森田和希子…王鐸「麗澤」(35×68)
2年 柴田早知子…米元章 渓詩巻(35×135)

 「明清朝の偉大な文人の作品を個々の感性で受け止め、ひとつひとつがその良さを持つ、統一感のある共同作品に仕上げよう」というのが目標でした。完成作品を見て私としては、格調高い作品になったと感じます。今まで一人のリタイヤーもなく、みんなで必死に頑張ってこられたことが嬉しいです。(2年柴田早知子)
 部員達は、額の中で少しでも多くの陣地を取ろうと頑張っていた。自分の好きな明清朝文人の研究に取り組んだが、ぞれぞれの思いの込められた作品は見応えのあるものになったと思う。どうかそれぞれの思いを感じてください。

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題名「奥の細道」(210×180)
静岡女子商業高等学校書道部員6名による共同作品

1年 近藤 夕貴…(75×60)・1年 松村 麻衣…(95×90)
1年 森  藍沙…(75×60)・1年 佐藤実記那…(43×180)
1年 渡辺 珠美…(75×60)・1年 鈴木 麻理…(95×90)
 私たち6人は、夏休みに先生から高校展の話を聞きました。「やるぞ!」とスタートしましたが、仮名は初めての経験で、まず筆の持ち方・運筆法・線運動の呼吸など基本から教えて頂きました。そして、仮名の基本練習が進むうちに、「甘くないな、難しい!」と思うようになり、次第に意気込みは打ち消され後悔めいた気分になってしまったのも事実でした。しかし、一枚の作品を仕上げる苦労を身を持って体験できた今は、最後までがんばって良かったと思います。また、次のチャンスに向かって挑戦したいと思います。
平成13年度 個人作品

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題「心」(135×70)
県立長泉高等学校 2年 西村 啓吾

 今まで行書を中心に勉強してきました。主に米に力を入れました。そして今回は王鐸の作品です。初め苦労した点もだんだんと改善していき、自分の体を動かせ、心を込め書き上げました。

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題「臨 甲骨文」(138×68)
県立金谷高等学校 2年 永田 征子

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題「木簡」(138×68)
県立富士宮西高等学校 1年 羽角 洋輔

 これは、高校に入学して初めて全紙に書いたものです。木簡の文字一つ一つの形が私には新鮮で、独創的な所と逆筆で入ってから広げられる感情の表れや、いいかげんなところに魅力を感じて取り組んでいこうと思いました。文字一つ一つの形にとらわれてしまったりして、雰囲気を全体的にまとめることに難しさを感じました。これまで、いろいろ悩んできましたが、最後には落着いた感じの作にまとめることができたと思います。

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題「臨 出師表」(138×68)
県立浜北西高等学校 2年 落合佳乃子

 篆書体を書くのは初めてだったので、筆使いや、形の取り方が難しく、何枚も練習しました。一枚を書き上げるのに三日位かかりました。線の強弱の変化や、かすれなどを工夫して書きました。来年度の全国大会出品に向けて、落款を工夫し、作品制作に取り組みたいと思っています。

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題「臨 温泉銘」(138×68)
県立榛原高等学校 2年 増田 香織

 私は唐太宗皇帝の『温泉銘』を臨書しました。この作品を初めて見た時、力強さと繊細さという異なるものが両方あることに驚き、すごく惹き付けられました。実際に書いてみるとこの両方をバランス良く表現することが大変難しいとわかり焦りましたが、繰り返し何枚も書くことで少しずつコツが掴め、書くことが楽しくなっていきました。気持ちよく伸びやかに書くことで、太宗の書の特長を表現できたと思います。

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題「臨 何紹基」(138×68)
県立浜松湖南高等学校 2年 山本 真紀

 夏休みの合宿で、書いたことのない字を、自分への挑戦だと思いながら書きました。初めは何という字が書いてあるのか全然わからず、先生に指導してもらいながら、一文字一文字を完成させたいという思いを込めて書きました。
題名「龍駿」(68×138)
県立浜松北高等学校
2年 杉山 裕也